[エッセイ]フレディマーキュリーは可愛いの王様

クイーンのフレディ・マーキュリーをご存じだろうか。

知らないとは言わせない。

 

クイーンとはご存じの通りイギリスのロックバンドで、

ボヘミアンラプソディ、キラークイーン、ウィウィルロックユー、ウィーアーザチャンピオンといった有名楽曲を生み出した天才集団である。

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その中心的存在であるボーカルのフレディ・マーキュリー氏。

通称フレちゃん。

デビュー当時はひらひらの王子様ルック、またはピッチピチの胸あきタイツ姿で世間を魅了し、

しだいに短髪になり、革ジャンを羽織り、

口髭をたくわえ、さらに短髪になり、イメチェン大魔王としてロック界に燦然と輝いたスターであった。

享年45歳。早すぎる死である。

 

私はそのフレディ・マーキュリーを神の如く、いや、如くは余計だ、神として崇めているのだが、

そもそも私がフレディにどハマりし入信したのは13歳の頃。

もともと育ちまくっていた自我がより強大になり、いよいよ中二病に突入するという、デンジャラスでグラグラな時期。

中学生のうちにクイーングッズを買い過ぎて、子供の頃からこつこつ貯めていた貯金はすべて消えた。

これが、その結果である。

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私のコレクションのほんの一部。8年前なので現在はさらに増えている。

まだまだ写真に収めきれないポスターや、本、人形たちがたっくさん!

 

下敷きにクイーンの切り抜きを入れ、

フレディがライブで履いていたアディダスを履き、爪を黒く塗り、

イギリスの国旗をこれでもかと集め、

「フレディと同じ出っ歯になりたい」と、授業中は常に歯の裏側に指を入れて前に突き出そうとしていた。

家でクイーンを主人公にしたマンガを描き、ひとりでデュフデュフ笑っていた。

 

CDやDVDは即買占め、毎日のようにクイーンを聴き、

毎日のように「何で死んでんだよぉおおお」と悲劇のヒロインのように泣き (だいぶ情緒不安定)

歌詞を書き、昔の雑誌を集め、

そうやって、誰かのファンになって泥沼にハマってしまった人なら誰もが通るであろうことをしてきた。

根がオタク気質なのである。

 

そんななか、様々なインタビュー記事や書籍を読んでいくにつれ、

だんだんおかしな感情が芽生え始める。

 

「この人、ものすごくかわいいのでは?」

 

見た目はヒゲのおっさんである。まごうことなきおっさんである。

さらに世間的には胸毛のイメージもあり、かわいさとは一見かけ離れているように見える。

しかも彼はロックスターだ・・・かわいいなんてありえない・・・・・・

そう思っていたけれど、やっぱり彼を知れば知るほど、

あのヒゲが、胸毛が、出っ歯が、愛らしく見えてしかたがなくなってしまった。

病気かもしれない。

 

私が友達に

「フレちゃんかわいい♪」

というと、大抵は冷めた瞳で「は?」と言われるか、

「そーだねー」と棒読みで言われるかのいずれかであったが、

ファンになって今年で14年、人生の半分を通過したところで改めてここに声を大にして言いたい。

「フレちゃんはどう考えてもかわいい」

 

 

それでは、ファンでない人にはおそろしく退屈かもしれないが、

しばらく私の妄想にお付き合い願いたい。

 

とりあえず私の目には、フレちゃんはこんな感じに映っているということを知ってもらいたい。

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ほぼゆるキャラである。こいつの話だと思って聞いていただこう。

 

まず、フレちゃんはイメージ的に

「ぼく」呼びタイプの人間だと思う。

ロックスターだとだいたい「俺」という雰囲気で、

自信満々に

「俺の音楽は最高さ」と話しているイメージがあるが、フレちゃんは違う。

 

「ぼく」だ。絶対ぼく。

漢字じゃなくひらがなの「ぼく」。かわいいから似合う。

「ぼくのショーをみんなたのしんでね!」って、絶対言ってる。

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そして個人的に激萌エピソードだったのが、ライブエイドというライブでの出来事。

そのライブはアメリカ・イギリスの有名アーティストが集まるチャリティーライブで、

世界中に放送される大イベントだった。

もちろん全世界で見られるわけだから失敗なんて許されないし、知名度もさらにあげることができる、

出演者にとって重要なライブである。念入りにセットリストを確認し、衣装を選び、そうやって出演者たちは当日を迎えていた。

 

そこに愛しのダーリン、フレちゃんは、

「じゃあ行ってくるねん」と出番直前に自宅を出て、そのまま着てきたランニング姿で登場。

 

しかも、「なんか裏地がかゆい」と言って裏返しに着たまま。

「はろー!」という感じで手を振りながらニコニコ演奏を開始している。

かわいいの権化なのかな、と思った。

シャツのタグもかゆいから全部切り取っちゃう系男子のフレちゃんは、 余裕と自信にあふれた演奏をし、

ライブ史の歴史にも残る名演としてクイーンの名は語り継がれることになった。

 

他にも彼は、カレーに入ったにんじんは細かくしないと食べられなかったり、

来日の際に「果肉入りのつぶつぶオレンジ」を飲みながらインタビューを受けていたりする。

それらの情報がどこに書かれているものなのかは書籍が多すぎて確かめようがないため、

きちんとした情報だったのか、はたまた私の妄想なのか今となってはわからない。

 

 

そもそも私はロックが大好きだ。

ドアーズ、グランドファンクレイルロードなどなど、60、70年代のもろ男くさくて汗臭いロックが好きだ。

でも、フレちゃんをみていると、ロックってなんだっけ、と疑問が湧いてくる。

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泥っぽくて野蛮で、

女子供に用はねえ!みたいな無骨な音楽がロックなのだとしたら、

PVで女装したり、愛猫の唄を作って「にぁあ!」と猫になりきって叫ぶコーラスをしてしまうクイーンは、

一体どの括りなのだろう。

クイーンというジャンルとしか言いようがない。

 

そんなわけでフレちゃんへの愛をこじらせた私は

毎年彼の誕生日にはどこかしらのイベントに参加するか、

自宅で自作ケーキを焼いてホームパーティーを開いている。

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いえーい。

 

 

フレちゃんが好き、というか、もう好きという感情をも超越した感があるので、

もはや私自身フレディになりたくてたまらないのだが、

最近SNOWというアプリがその夢をかなえてくれることに気が付いた。

技術の進歩にはほんとうに感謝したい。

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これで私もフレディ・マーキュリー。

すごく気持ち悪いけれど、大いに可能性が広がった。

 

そして三人でもSNOW。

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ミニフレちゃんが相当嫌がってる顔してる。

 

クイーンは、フレちゃんは、私の人生そのものです。

中学時代、私のフレちゃん溺愛っぷりにドン引きしていた同級生諸君!

見てくれ、私はなにひとつ変わっていない!!

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かわいいの王様であるフレちゃんマーキュリーを、少しでもみなさんが愛してくれることを願って。

今日もクイーンを聴きながら眠ります。

 

エッセイ

Posted by ayapan