[エッセイ]それでも私は軟骨が食べたい

IMG_5458年齢のせいなのだろうか。

この頃、女の子の友達とご飯に行くと思うことがある。

 

「軟骨のから揚げ、大学時代はもっと食ってましたよね!???」

 

私、揚げ物大好きなんです。味の濃いものが大好きなんです。

 

軟骨のから揚げなんて、笑◎とか魚◎とか、そういう学生御用達チェーンの居酒屋では確実に誰かが頼んでいたし、

なんなら「いーねー!」みたいなウェルカムな雰囲気で注文されている料理だったはずだ。

 

なのに、どうだろう。

25歳、いや、大学卒業した23歳を過ぎたあたりから、周りの子の

「揚げ物熱」

が一気に冷めたような気がしてならない。

 

 

だいたい、みんなで居酒屋に行くこと自体少なくなっている。

オシャレなカフェダイニングかイタリアン、居酒屋だとしてもなんかいい雰囲気に照明が落とされた個室とかで。

それももちろん大好きだし、いいんですけど、元々私は汚い立ち飲みやみたいな飲み屋が大好きな種族なので、

きっとみんなのレベルがワンランク上がって、もう安い居酒屋にはいかなくなってしまったのだろう・・・・・・と思うと寂しくも思う。

(だから私がひとり飲みするときは安い大衆酒場なんですけどね)

 

以前、軟骨のから揚げを頼んだら、

みんな申し訳程度に摘まむけど、ほぼ私が喰っていた。

 

皿の上に敷かれたシートに油が滴っていて、あぁなるほど、みんなはこれが厭なんだな、と察知した。

なんか体に悪そう、胃もたれしそう、肌にも悪そう・・・

そういう悪な成分が、ここにたくさん詰まっていそうな、そんな感じ。アラサ―にさしかかると、こういうことを気にするのだろうか。

ビールにめっちゃ合うのに!!!!泣

 

それ以来、なんとなく怖くて「軟骨のから揚げ頼んでもいい?」という一言が言えなくなってしまったのだ。

友達に気を遣いすぎているというより、
単に大好きな軟骨ちゃんがまた残されて、虐げられている様を直視できないのである。ビビりな私。

 

 

先日、職場の人間と居酒屋へ行ったとき、上司が

「なんでも好きなもの頼んでいーよ」

と言った。

 

お菓子選びもできない気にしすぎ芸人の私→こちらの記事参照

なのに、居酒屋でメニューなんて選べるわけがない。

 

私が好きなものなんか選んだら、茶色いものばっかりになっちゃうよ~泣

と焦ってメニューとにらめっこしていたら、

隣にいた小太りな先輩男性が颯爽と手を挙げた。

 

「あ、じゃあ僕いいっすか?

えっと、サイコロステーキと、お好み焼きと、コロッケと、メンチカツと、軟骨のから揚げ!!!

 

驚いた。

私はその酒にめっちゃ合いそうなラインナップに驚愕し、思わずジョッキを持つ手をおろした。

 

上司は「また太りそうなものを・・・」と笑っていたが、

私は心の中で拍手喝采。もはや感動。

 

全品もれなく茶色で、揚げ物が三品も被っているなんてまるで考えていない感じ、まじ最高です!!!

がっつり濃い味ばかりでほんとに好きなものを頼んでいる感じ、大好きです!!!

 

この先輩についていくことを決めた。

私はひそかに彼を、揚げ物先輩と呼ぶことにした。

 

 

元々野菜があまり得意ではなかったので、サラダとか漬物系にまるでそそられない私の変食ぶりも大問題だが、

女の子たちとご飯にいくときは決まってそれらはテーブルに並べられている。

 

栄養バランスなんて居酒屋に入店した瞬間から頭を抜けていくのである。

さっぱり系でお口直し、なんてしなくても、私はこってり系だけで3時間飲み放題いけるくらい、
まだまだ余裕で大学生運動部男子並みの胃袋と肝臓を所持しているのだ。

いまのところ、胃痛、胃もたれというものを経験したことはない。
これから来るのかもしれないけど。

 

 

女子会の前には必ず牛丼かラーメンを食べてから行く。

チーズとかパテだけでは腹は膨らまないので、私は腹7分目くらいの感じで、さらにビールも入れておいた状態で女子会に赴く。

稲葉って常ににんにくの匂いするよね、と思っていたとしたら、まぁそういうことだ。

 

とはいえ魚卵が一切口にできなくなると思うと痛風なんて死刑宣告並みに怖いし、

アラサ―だと体型も崩れるというし、

やっぱり肌荒れもしたくないし、

さすがに気をつけないければならないのかしら。

味が濃いものとか、揚げ物とか、男子みたいにガツガツ食べてないで控えなきゃいけないのかしら。

 

わかってる。

わかってはいるんですけど。

 

 

あぁ・・・・・・

スタ丼喰いてぇ・・・

 

 

エッセイ

Posted by ayapan