カテゴリー:オリジナル作品

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[小説]今年の桜はあなたとみたい

  • 2017.04.20

 立ち上がりながら隣の様子を横目で確認して、私はのんびりと帰りの支度をはじめた。 何度もデスクを整頓し、ポーチや手帳をかばんに仕舞い、忘れ物がないか、引き出しの中までしつこく確かめる。 仕事はあれほどテキパキしているのに、帰り支度は遅いんだね、と指摘されない程度にわざとらしくなく。 隣の席の彼が立ち上がって、「よし、帰ろ」と独り言を言うタイミングになって、私はようやくタイムカードを押しに行く。する […]

探偵時代の実話!新入生歓迎会にて対象者の話を聞きだせ!

  • 2017.04.13

  探偵という仕事についている場合   「合コンでは自分が探偵ということを明かしてはならない」   というのはよくある話。   某小さな探偵さんのようにバレると命を狙われる壮大な事情があるわけではありません。 ただ、探偵だというと・・・   話がそれで終了するからwww   「えー!尾行とかやってんの?」 「不倫調査が一番多いんでしょ?」 「今まで […]

ヘアスタイルに関する忌まわしき思い出

  • 2017.03.22

中学時代、前髪と横に垂れてくる後れ毛が無性にうざったくてしょうがない時期があった。   「いっそ坊主にしたい!!!」 が口癖の時期である。経験したことはないだろうか。   机に向かって頭を垂れ、シャーペンを握っているとき、こめかみ辺りにさわさわと触れる後れ毛や、 やけに気になる伸ばしかけの前髪の気持ち悪さ・・・・・・   ピンでとめてもダメだった。 ショートできのこヘ […]

女子は辛いよ。それでも私は軟骨が食べたい。

  • 2017.03.21

年齢のせいなのだろうか。 この頃、女の子の友達とご飯に行くと思うことがある。   「軟骨のから揚げ、大学時代はもっと食ってましたよね!???」   私、揚げ物大好きなんです。味の濃いものが大好きなんです。   軟骨のから揚げなんて、笑◎とか魚◎とか、そういう学生御用達チェーンの居酒屋では確実に誰かが頼んでいたし、 なんなら「いーねー!」みたいなウェルカムな雰囲気で注文 […]

[小説]哲学少女

  • 2017.03.20

 行儀悪く新聞紙を片手に開きながら、もう一方の手で食べようとして失敗した。 新聞に目を落としたまま、口を開けた間抜けな姿で、一瞬の間、時が止まった。 朝は少し早めに家を出て会社近くのカフェに立ち寄り、こうしてニュース記事を読みながら食事をするのが日課である。今日はたまたま油断してしまった。 僕の手に握られた、残りあとひと口というジャーマンドッグは、見事に指の隙間からソーセージだけを落としたことで、 […]

探偵社で2年8か月働いてみた話(他言無用)

  • 2017.03.15

大学を卒業し、探偵社に新卒で入社した。 私は調査部に配属となった。 (探偵社に入るときの就活の話は以前書いたのでこちらも併せて読んでいただきたい)     いろいろあって、なんとか私が転がり込んだ探偵社は、探偵業界の中ではわりと大手だったが、 すごくゆるい仕事内容で、驚くほどぬくぬくとした毎日を過ごしていた。 3年くらいで辞めます、と宣言したけれど、2年が経ったときにはすでに転 […]

[小説]声

  • 2017.03.08

 何故この家はこんなに寒々しく、恐ろしいのだろう。 子供時代から厭だった場所である。しかしもういい加減、十五年も経っているのだから平気だろうと思っていた。 やはり駄目だったようだ。むしろ年月を経て、より不快さが増した気がする。 門の両側には柱のように木瓜の木が生っている。長いこと水を張っていない苔むした池には、先日の長雨の名残が溜まっていて、その上を綿毛のように蚊柱が浮かんでいる。 よく祖母はここ […]

[小説]旅するブルー

  • 2017.03.03

ハロペリドール、デスパ、ハルシオン。 呪文みたい、と思いながら白い紙袋を開け、名前をいちいち口に出して手のひらにのせる。 粒の量を目で追って確認する。 いち、に、さん。 よし、だいじょうぶ。 これでもう寝られる。だいじょうぶ。 呼吸を整え、コップを握った。そして、息に合わせて瞼を閉じた。 今日も、長い夜がはじまる。   擦りガラスから差し込む月明かりに浮かぶ、ラムネみたいな薬。床はべたつ […]

ちょうどいいお菓子を選ぶためのスキルがほしい

  • 2017.03.02

遠足では500円以内などの規定の下、お菓子を選んで持っていくことがある。 そしてそのお菓子は、自分で食べるだけでなく、友達と交換をしたりもする。 「あーっ、これおいしいよね!」 みたいな反応がもらえると嬉しいものだ。 なんだか自分のセンスが正しいと言われているような気がして。   かといって何に対して人々が喜ぶのかを考えてお菓子を選ぶようでは 自分がほんとうに食べたいと思うものが買えない […]

浅草でス○リップを見て泣いたいつかのメリークリスマス

  • 2017.02.28

2015年クリスマス。 直前に彼氏と別れ、さらに12月いっぱいで仕事も辞めて有給消化中、 かつ次の就職先も決まっていない私は史上最強にやさぐれていた。 学生でなければ会社員でもない、あえて役柄を充てるとするなら家事手伝いという、 すっからかんで曖昧で、ふわふわとした状態だった。 貯金なんてしていなかった私には、もちろん金もなかった。   それでも私を放って街中は例年と同じように浮かれてい […]

クイーンのフレディマーキュリーは可愛いの王様

  • 2017.02.25

クイーンのフレディ・マーキュリーをご存じだろうか。 知らないとは言わせない。   クイーンとはご存じの通りイギリスのロックバンドで、 ボヘミアンラプソディ、キラークイーン、ウィウィルロックユー、ウィーアーザチャンピオンといった有名楽曲を生み出した天才集団である。 その中心的存在であるボーカルのフレディ・マーキュリー氏。 通称フレちゃん。 デビュー当時はひらひらの王子様ルック、またはピッチ […]

今年こそ目指せ♪~外国人的生活を送る方法10選~

  • 2017.02.23

ゴリゴリの日本人として生まれたけれど、 やっぱり余裕のある外国人みたいな生活にも憧れる~ってこと、ありますよね♪ ・・・・・・ありますよね? だけど、生乾きのぞうきんのような、生活臭漂うこの毎日。 どういじれば気持ちの良い生活が送れるのかわからない。 そこで今回は、 女の子の情報コラムにありがちな感じで私がふんわりイメージする、 外国人(っぽい)生活を送れる(ような気がする)行動10選を書いてみま […]

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