カテゴリー:本

[書評]最果てアーケード 小川洋子

  • 2017.02.01

最果てアーケード 小川洋子   作家にはそれぞれ色があると思う。   たとえば芥川龍之介はぼやけた海老茶色、宮沢賢治は眩しい黄色、 江国香織は透明な冷たい青、宮部みゆきは鋭いグレー・・・・・・ といった具合に、ぼんやりと、彼等の書く文章には独特な色が滲みでている。 読んでいる自分の心理状態も関係しているかと思ったが、そうではなかった。 作品そのものというより、作家の文章自体に、 […]